パナソニックセンター大阪(大阪市中央区城見2)は、4月5日まで行ってきたペットボトルキャップ回収の取り組みの成果をホームページで公表した。4カ月間で回収された8万1,772個のキャップは、神奈川県のNPO団体を通じて再資源化され、世界の子どもたちに接種するポリオワクチンの購入に役立てられる。
ペットボトルキャップは800個で1人分のポリオワクチンに換えることができ、さらにCO2約6.3キログラム分の削減効果があるという。同センターが回収した8万1,772個は、ポリオワクチン102人分、CO2の削減効果は644キログラム分に相当する。
同センターが取り組みを始めたのは昨年8月。OBPを会場に行われたイベント「わくわく宝島2008」の中で環境への取り組みの一環として実施したところ、1週間の受付期間終了後も継続を望む声が多くキャップの持ち込みも続いたため、12月から回収を再開し今年4月まで受け付けた。反響は大きく、受付を締め切った今もキャップを手に同センターを訪れる人がいるほど。
回収の成果について、担当の野さんは「皆さんの環境への意識の高さを実感した。(センターが入っている)ビル内のオフィスで回収の取り組みが進んだことも大きいと思う」と話す。近隣住民からの持ち込みも多数あったほか、市内の中学校から2万個が持ち込まれたこともあったという。
同センターは、今年4月から小学生向けの「エコ実験室」などのイベントを開催するなど、環境に関する取り組みを進めており、現在一時中断しているペットボトルキャップ回収の再開も予定している。