大阪でも稀少な九条ネギを専門に扱う飲食店「京ねぎ飲茶・葱八」(大阪市都島区東野田町2、TEL 06-6352-0202)が11月15日、京橋にオープンする。運営は大阪で飲食業などを展開するチャレンジャー(大阪市淀川区)で、葱八としてのオープンは初めて。
「九条ネギをもっと身近に」がコンセプトの同店は、デザート以外すべてのメニューに九条ネギを取り入れるという徹底ぶり。店舗は、京風らしく店の造りや内装も「京の町家」をイメージした和テイストでまとめた。17坪の店内に30席を設け、気軽なカウンター利用から20人程度の団体利用まで対応する。
店長の「おすすめ」メニューは「葱八焼」(480円)。お好み焼きの中でも比較的値の張る「ネギ焼き」をリーズナブルに提供する。「ワンコインで食べられるので『一銭洋食焼風』というサブネームもある」(店長の椿健太郎さん)。また、九条ネギのみを天ぷらにした「九条ネギ天ぷら(チーズ入り)」(380円)など「普通のねぎを天ぷらにしても辛くて食べられないが、九条ネギだからこそ可能」(同)といった素材ならではの調理法も展開。ほかにも、一煎目しか出さないという日本茶(宇治茶・静岡茶・知覧茶、各300円)もウリで、本格的ないれ方を店主自ら学びに行ったというこだわりも。
昼は、ラーメンと飲茶セットのみでランチ営業も行う。ラーメンのスープは「手間暇かかる」という、鴨ガラで取ったチンタンスープを使用。ラーメンメニューは「京ねぎ鴨ラーメン」(780円)などで夜もオーダーできる。
「おいしいのは当たり前。また値段を高くすればおいしいのも当たり前。だからこそ、いかに『おいしくて安いか』にこだわった。仕入れルートも厳選し、時間をかけて考えた」(同)。店のオープンを今年初めから練っていたという椿さんら。「いろいろな話しがあったが、京橋という街は京阪電車や地下鉄、JRなどの複数沿線上で人が集まるうえに、昔ながらの店や新しく開発が進んでいる施設が入り乱れ面白い街だと思った」と話す。
「男性1人でも女性1人でも気軽に来ていただきたい。1日の締めくくりにしてもらえるような店にしていければ」(同)とも。
営業時間は11時30分~15時(昼)、17時~24時(夜)。土日は通し営業。