
自家焙煎(ばいせん)コーヒーなどを提供するカフェ「チャオッペ」(大阪市旭区清水5)で9月15日、若手演奏家が出演するコンサートが開かれた。
(左から)バイオリニストの山森温菜さん、店主の諏訪一平さん、クラリネット奏者の福井喬文さん
コロナ禍で演奏の場を失った若手演奏家の「演奏の場が欲しい」という声をきっかけに、2020年12月から月1度のペースで開催する同コンサート。ワンドリンク注文すれば鑑賞でき、「投げ銭制」も導入する。
当日は、地域の大人や子ども21人が訪れた。バイオリニストの山森温菜(はるな)さんと、同コンサートでは初となるクラリネット奏者の福井喬文(たかふみ)さんが出演し、クラシックを中心に演奏した。福井さんは「楽器自体の奥深い魅力も知ってほしい」とクラリネットを分解した状態で演奏。童謡「クラリネットをこわしちゃった」を、一つずつ部品を戻しながら吹き進め、最後に本来の姿へ組み立て締めくくるユニークなパフォーマンスも披露した。
次回開催は10月12日の15時~16時。山森さんによるソロコンサートを予定する。