
タイ式焼き肉「ムーガタ」の専門店「夢をかなえるゾウ」(都島区都島本通2)が6月25日、大阪メトロ都島駅から徒歩2分ほどの場所にオープンした。
ムーガタはドーム型の鍋を使うタイ式焼き肉。鍋の中央の盛り上がった部分で肉や海鮮を焼き、周りの溝にはスープを入れ、しゃぶしゃぶのように楽しめるのが特徴。店主の櫨山貴之さんは「現地では週2、3回食べられるほどポピュラーな料理。肉や海鮮のうまみが溝に流れ、野菜もたっぷり食べることができる」と話す。
櫨山さんは2011(平成23)年、26歳の時に梅田で放課後駄菓子バー「A-55」を開業。福岡、京都、八王子、高山にFC展開するまでに成長させた。その後、経営から離れ、世界を見て回る旅を始め、通算25カ国を回った。「中でもタイはとても楽しく、宗教や食文化、気候、国民性が好きになった。ビュッフェスタイルで肉や魚介類、野菜を自由に選び、自由に焼いたり煮たりして楽しむムーガタは、日本でも受け入れられると感じた」と振り返る。タイでもムーガタを食べ歩き、中でも特に人気で美味しかったというバンコク・ホワイクワンの「白いムーガタ」を再現したという。
席数は16席。豚肉、鶏肉、レバー、海鮮、野菜、現地のインスタント麺、春雨、ライス、日替わりタイ料理タイ、アイスクリームなどをビュッフェスタイルの食べ放題で提供する。価格は120分制3,800円。食べ残しは100グラムにつき100円。
店内には、櫨山さん自身が2年近くかけて自作したというピンクガネーシャ像と、それぞれ色が違う8体のネズミの像を置く。タイでは、自分が生まれた曜日によって色が決められており、同じ色のネズミに願い事をささやくと、ネズミがピンクガネーシャに願い事を伝え、3倍早く夢がかなうとされている。「今はコロナや物価高などの影響で夢を口にできない風潮がある。ムーガタを楽しんでもらうと同時に、訪れた人が夢を口にできる店になれれば」と話す。
営業時間は18時~24時。火曜定休。