生春巻き店「ぐぇん家(け)」(大阪市都島区東野田2、TEL06-6379-5115)が6月5日、京橋の1号線沿いにオープンした。経営はベトナムや中国などと貿易・物流を行うシンセロ(港区)。
店長の太田勝彦さんは、ベトナムやマレーシアの日本料理店などで8年修業した料理人。「ベトナムでモチモチとした食感でおいしい生春巻きと出合い感動した。日本でもこのライスペーパーを広めたい」と思い、現地から直輸入できる環境を整え同店を開業した。
店名の「ぐぇん」とは「ベトナム人の67%がぐぇんという苗字なのでそこから名付けた」という。店内はベトナムの屋台をイメージとした色とりどりのちょうちんを飾ったり装飾を施したりする。席数は、テーブル14席、カウンター10席、ハイテーブル8席、座敷16席。
ランチで一番人気の「手巻き生春巻き」(999円)は、蒸し豚、蒸しエビ、ゆで卵、約12種類の季節の野菜などをライスペーパーで客自身が手巻きで包むスタイルで、ソースは魚醤(ぎょしょう)、アンチョビ、ピーナツバターの3種類を用意。ディナータイムでの同店の「お薦め」は、柔らかく脂身がさっぱりとした沖縄の「金アグー豚」を使った「金アグー鍋」(2,739円)。デザートには、ベトナムの伝統的なスイーツ「チェ―」なども用意する。
太田さんは「リピーターも多く8割は女性客だが、今後はテイクアウトを始めたり、キッチンカーなども使ったりして、もっと多くの京橋の方々に、おいしい生春巻きの味を知っていただけたら」と話す。
営業時間は11時30分~14時、17時~23時30分。火曜定休。