「地元の人がゆったりくつろげる店を」─都島に旬肴の創作料理店

「季節に合った旬の肴と酒を楽しんでいただきたい」と、同店のマスター玉城さん(右)と板前の大井さん(左)

「季節に合った旬の肴と酒を楽しんでいただきたい」と、同店のマスター玉城さん(右)と板前の大井さん(左)

  • 0

  •  

 都島本通沿いに3月11日、創作和食店「旬肴 たま城」(大阪市都島区都島本通4、TEL 06-6925-8655)がオープンした。

[広告]

 店内は、店舗面積は32坪で、席数40席のゆったりした和空間が特徴。「地元の人が、ゆっくりとくつろげるような店を作りたいと思った」と、マスターの玉城清照さん。玉城さんは以前、今と全く同じ店を平野区で7年間営んできた。「前は12坪の店だったが、もっと大きく構えたいと思い、それなら家内の地元の都島に店を出そうと思った」と話す。

 料理は和食ベースの創作料理。活魚料理や寿司なども豊富にそろえる。「チラシも何も打たずにじわじわとやっているが、最近は若い女性グループや年配の方も幅広く来ていただいている」(同)とも。

 メニューは、グラタン風の自家製ソースとカキを一緒に味わう「岩ガキのコキール」(800円)、帆立の中にクリームチーズを入れてサックリ揚げた「帆立のチーズフライタルタルソース添え」(900円)、自家製のトマトソースが評判の「手作りクリームコロッケ」(600円)など、「ひと工夫加えたものがうけている」(玉城さん)という。造りやその日に仕入れた素材で作る日替わりメニュー「本日のオススメ」(28品)も「人気」(同)。

 ドリンクは梅酒と焼酎が特に豊富。梅酒では「紀州のイチゴ梅酒」「フルフルマンゴー梅酒」(各500円)などのほか、焼酎では、ファンの多い「清耕雨読」「㐂六(きろく)」(各600円)や、900ミリリットルボトルを2,000円でキープできる同店オリジナルの焼酎「たま城」(麦・芋)などをそろえる。

 平野区にあった店を開く前にも14年ほど板前を経験してきた玉城さん。「地域によって好みのメニューや売れ筋も変わってくるから、もっと都島に馴染んでそれを敏感に感じていきたい」と、料理人ならではの視点で都島に挑む様子がうかがえる。

  • はてなブックマークに追加

京橋経済新聞VOTE

あなたのお住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース