3000点以上のフィギュアを展示する「海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城」が12月12日大阪城天守閣前の複合施設「ミライザ大阪城」(大阪市中央区大阪城1)内にオープンした。
創業58年というフィギュアメーカー「海洋堂」(大阪府門真市)が、「フィギュアを通して日本のカルチャーの魅力を発信する」をメインコンセプトにさまざまなジャンルのフィギュアを常設展示する同施設。海洋堂の関連施設として関西では、長浜(滋賀県)と門真に続く3館目となる。
館内は「特撮」や「食玩」などモチーフごとに10のエリアに分けフィギュアを展示。高さ約2メートルの「新世紀エヴァンゲリオン」初号機や「ゴジラ」「ウルトラマン」「美少女戦士セーラームーン」などをそろえる。説明書きの文字はあえて小さくするなど、マニアのみならず誰でも作品の世界観に入り込めるようにしたという。
食玩ブームで1億個以上を売ったヒット作の「日本の動物コレクション」や、芸術家で岡本太郎さんの「太陽の塔」なども展示する。
同施設の広報担当者は「来館客の9割が海外からの観光客だが、フィギュアを入れ替えたり企画展を開催したりしてリピーターを増やし、日本のポップカルチャーの魅力を大阪から世界に発信していきたい」と話す。
アメリカから来た観光客の男性は「大阪城の前にこんな面白い施設があるのは知らなかった。ガンダムやエヴァが好きなのでうれしい」と笑顔を見せた。
開館時間は9時30分~17時30分。入館料は、大人=800円、子ども(小中学生)=400円、6歳以下無料。