新京橋商店街に「三代目かっちゃん」(大阪市都島区東野田町5)が8月23日にオープンして1カ月が過ぎた。運営は二代目かっちゃん(都島区東野田町2)。
「コロナの影響で収入が激減した人が多くいる今、安価でおいしい家庭の味を提供したい」と話すのは店長の蔭山勇太朗さん(21)。手作り弁当が200円~、総菜は150円。メニューやレシピは主婦のスタッフを中心に考案、全て店内で手作りしている。深夜仕事帰りに食事を取る人など様々な客層に利用してもらうため、24時間営業で店内飲食も可能。
採算を合わせるには1日200個売り上げなければならないという。蔭山さんは「どんなに経営が苦しくてもこの価格にこだわりたい」と話す。店舗の2階に住み昼夜問わず店に立つ。
3週間毎日欠かさず通っているというヘビーユーザーのゆきおさん(42)は「値段が低くて何でもおいしい、この店を知らない人はもったいない」と、京橋かいわいの知人らに同店を薦めているという。「特にさっぱり食べられる揚げ物がお薦め」。客からのリクエストもすぐに取り入れメニューに反映させる。
オープンして1カ月。200円という価格に警戒する人も多いというが、「地域とつながって、どんどんお客さんが意見を言ってくれるような店作りをしたい」と話す。