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「がんばろう京橋」で人をつなぐトートバッグ 「京橋は大きな学校、家族みたい」

「がんばれ京橋」のチャリティーエコトートバッグを手に持つ「酒場しろくま」の増田光平さん、未歩子さん 

「がんばれ京橋」のチャリティーエコトートバッグを手に持つ「酒場しろくま」の増田光平さん、未歩子さん 

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地元在住の会社員・江川和宏さん(43)が企画した「京橋チャリティーエコトートバッグ」が7月1日に各飲食店に納品された。1つ1,500円で販売し原価1,000円を引いた500円が店の運営資金に充てられる。

「がんばろう京橋」のチャリティーエコトートバッグ。「酒場しろくま」のイラストはイラストレーターでもある未歩子さんが書いたもの。

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トートバッグは5月のチャリティーTシャツに続く「がんばれ京橋プロジェクト」第2弾。江川さんは「レジ袋有料化に向けてみんな必要になるだろうと、短期間でなんとか7月1日に間に合わせた」と話す。今回参加したのは51店舗。増田光平さん(46)・未歩子さん(52)夫婦が経営する「酒場しろくま」(大阪市都島区内代町2)も3つのトートバッグを発注した。

2008年3月にオープンした同店。「初めてでもお客さん同士が仲良くなれる店」として地元の人に親しまれている。新型コロナの影響で店の売り上げは半分以下に。未歩子さんは「密をさけるため常連のみの会員制にした際は、お客さんも経済的に大変なのに来てくれて、本当に助けられた。みんな大変な時だから励ましあっている」と話す。

光平さんは「少しでも京橋の力になりたいという思いで(がんばれ京橋プロジェクトに)参加した」。未歩子さんは「京橋はあたたかい街。歩くと誰かしらに声をかけられる。大きな学校、家族みたい」と話す。Tシャツやトートバッグに記された他店のロゴを見たお客さんに「ここはどんな店?」と聞かれ紹介することで、そのお客だけでなく参加店同士もつながりができたという。「身に着けているとお客さんかから『買いたい』と言われるのですでに追加発注する予定」とも。

京橋の人のつながりを広げる「がんばれ京橋プロジェクト」。次回は「京橋チャリティロングTシャツ」を予定しているという。

 営業時間は19時~24時。日曜定休。

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