城東区の「コモレビコーヒー焙煎所」(大阪市城東区関目1)が開店1周年を迎えた。
2019年5月14日にオープンした同店。喫茶と豆の販売を行う。「コモレビブレンド」「深煎りブレンド」(以上100グラム500円、喫茶480円)を定番に、その季節に応じた煎りの深さが違う世界各地の豆を4~5種類程揃える。
店主の中冨大樹さん(40)は「店を始めて想像以上に毎日が幸せだった」と振り返る。コーヒー豆の卸の会社に勤めていた中富さん。焙煎担当になったことでコーヒーの奥深さを知ったという。自分で焙煎したコーヒーを提供する店を持ちたいと会社を辞め、3年ほどコーヒー店で修業した後、昨年念願の開業を果たした。関目を選んだ理由は「昔ながらの住宅地でありつつ新しい家やマンションが多く、幅広い年齢層が揃うのが魅力的だから」と話す。
「コモレビのように居心地の良い場所にしたい」という思いを店名に込めてのスタートだったが、元々接客が苦手だった中冨さんは、カウンター席も設けず、客との距離を取っていこうと思っていた。しかし「関目のお客さんはとても気さくに話しかけてくれて、その雰囲気が店を心地良い空間にしていただいている」という。
新型コロナウイルスの影響で現在、店内の喫茶は休止。厳しい状況は続くが、「テークアウトをさらに開拓するなど新しい業態にもチャレンジしていきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。火曜定休。