京橋のネイルサロン「drape nail-ドレープネイル-」(大阪市都島区東野田町2)が、営業自粛に伴いジェルネイルのネイルオフキットの販売を始めた。
2013(平成25)年に開業した同店。新型コロナウイルスの感染が拡大するにつれ、新しくネイルの施術はせずオフだけで済ませる人が多かったという。4月8日から休業しているが「ジェルネイルを付けた爪をどう短くしたら良いのか」などネイルオフに関する問い合わせが多く寄せられた。
初めは顧客向けに、爪のお手入れ動画の配信やオンラインストアでジェルネイルオフキットの販売で対応し始めたところ、顧客以外からも多くの注文があった。店主の岡田理愛さん(37)は「ネイルサロンはどうしてもお客さまとの距離が近くなる場所、感染の不安を抱えて来店できない方も多いのでは」と話す。価格も顧客と同じ1,500円(送料別)で提供する。
岡田さんはSNSで「おうち時間」を楽しんでもらうために、ネイリストの腕を生かしたミニチュアのたこ焼きを作る動画なども公開している。「コロナによって人と人のつながりが裂かれていっていると感じる。ネイリストとして今できることをやっていきたい」と語り、保護クリア板の設置など5月6日の再開へ向けて動いている。