京橋画廊(大阪市都島区東野田町2)で「京橋こどもカレー食堂」へのチャリティーバザール出品の受付が始まった。
同画廊では、プロアマ問わず、絵画、陶芸品、工芸品などさまざまなジャンルの作品展が行われる。毎年利用者が少ない2月と8月にバザーを開催している。画廊に直接商品を持参することで誰でも出品でき、値段はオーナーが決める。100円から1,000円程度で販売し、よく売れるのは古着やかばん、靴だという。
中でもアクセサリーは特に人気で毎回ほぼ完売するという。「使えるもの」であれば雑貨なども出品可能。オーナーの道木憲子さん(68)は「都島区で画廊を続けて19年、都島区に貢献したいと思ってチャリティー活動をしている」と話す。
道木さんは、19年前、3人の息子たちの子育てが終わったとき「このまま家にいるのではなく、人が集う交流の拠点をつくりたい」と考え京橋画廊をオープンした。経営は決して楽ではないが長年続けてきたのは、尊敬する父・森新一さんの影響からだという。先だった母の墓参りを89歳で亡くなる直前まで25年間毎日欠かさず続けていた。「生きている限り目標を持ち、ゆっくりでも継続することが大切と強く感じた」という。
今年で3年目を迎えるバザー。収益約6万円は全額「京橋こどもカレー食堂」(片町2)に寄付する。「画廊もバザーも80歳まで続けるのが目標。これからも人が交流する場を提供したい」と意気込む。
チャリティーバザールは8月4日~24日、各日11時~18時。入場無料。水曜休廊。