大阪歴史博物館で博物家・堀田龍之助の企画展 没後130年

「貝類標本」大阪市立自然史博物館蔵

「貝類標本」大阪市立自然史博物館蔵

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 大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)で現在、特別企画展「なにわ人物誌 堀田龍之助-幕末・近代の大阪に生きた博物家-」が開催されている。

「湖魚奇観(こぎょきかん)」大阪歴史博物館蔵

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 今年は堀田龍之助が没して130年。堀田龍之助(1819-1888)は、博物学の素養を蓄え、幕末・明治の大阪に生きた人物。「博物学とは、学校の教科で言うと理科に近い。生物や鉱物など自然界に存在することを調べる学問」と同展を企画した加藤俊吾さん。「同館では博物学についての展示はあまりなかった。博物学の資料は博物館が所蔵していることを知ってほしい」と話す。

 同展では、同館が所蔵する堀田家旧蔵資料を中心に約100件を展示する。「湖魚奇観(こぎょきかん)」という琵琶湖の魚などを説明する図画が貼り付けられたびょうぶや、堀田龍之助の筆跡と思われるメモが付けられている「貝類標本 一括」など、当時の貴重な資料を見ることができる。

 5月5日は大阪市立自然史博物館学芸員の佐久間大輔さんが、6月9日は加藤さんがギャラリートークを行う。いずれも14時~14時45分。

 開館時間は9時30分~17時。火曜休館。観覧料は、大人=600円、高校生・大学生=400円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明書提示)・障害者手帳を持った人(介護者1人含む)は無料。6月18日まで。

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