大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)で7月25日、恒例の天神祭が行われる。JTB西日本(大阪市中央区)は現在、特別観覧席を販売している。
1000年以上の伝統を誇り、日本三大祭の一つにも数えられる天神祭。JTB西日本が手掛ける特別観覧席の設置・運営は、大阪観光局の協力で進める地域活性化事業の一環として今年で7回目を迎える。
大阪市内を流れる大川を約100隻の船団が行き交う「船渡御(ふなとぎょ)」は、天神祭の見どころの一つ。「船渡御」の乗船場までを御鳳輦(ごほうれん)、鳳神輿(おおとりみこし)など約3000人が練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」も同祭の呼び物となっている。
特別観覧席は、天満橋南詰大川河川敷公園に「船渡御観覧席」として1100席、大阪中央公会堂前に「陸渡御(りくとぎょ)観覧席」として200席、OMMビル21階屋上庭園に「OMM21階屋上観覧席」として150席を用意する。さらに、今年から毛馬桜之宮公園に「桜ノ宮船渡御観覧席」として300席を新設する。
陸渡御の特別観覧席では、催太鼓(もよおしだいこ)、獅子舞などのパフォーマンスを行うほか、屋上観覧席以外では、天満天神御伽衆(おとぎしゅう)による解説、船と船がすれ違うたびに交わす大阪独自の手締め「大阪締め」が観覧できる。
新設エリアの桜之宮は、会場横から打ち上げる奉納花火と船渡御が間近で見られるロケーション。同社広報室の尾崎美穂さんは「いつもと違った視点でも楽しんでいただければ」と話す。
料金は、船渡御特別観覧席(SS席=1万円・S席=8,500円・A席=6,000円)、陸渡御特別観覧席=5,000円、OMM21階屋上観覧席・桜ノ宮船渡御観覧席=1万8,000円。