大阪・京橋の娯楽施設「大京クラブ」(都島区東野田町3)にコカ・コーラウエスト(福岡市東区)の地域貢献型自動販売機が設置されて半年がたった。
京橋の活性化に取り組む市民団体「京橋地域活性化機構」(大阪市都島区)が月に一度開催する公開会議「京橋しゃべり場」に参加していたコカ・コーラウエストの長谷川慎次さん(53)が、「とてもよい活動をしている。ただ資金不足だと感じたので、自販機を使って少しでも資金を作ってもらえれば」と考えて同店に設置を薦め、昨年12月から稼働している同自販機。
長谷川さんによると、地域に根差した活動に対して売り上げの一部を活動資金として還元する地域貢献型自動販売機は現在、全国300カ所に設置されており、大阪は40カ所に設置されているという。京橋エリアでの導入は同店が初めて。売り上げは自販機オーナーに入る20%のうち1%が同団体の活動資金として活用されるという。
同自販機のデザインは、同店と同団体が案を出し合って決めたオリジナルで、同団体のシンボルである「We Love 京橋」のロゴを側面にあしらう。店長で同団体メンバーの平郡さんは「とてもよく利用されていてありがたい」と話す。
長谷川さんは「地域に根差した活動を応援したいがその方法を思い付かないという人は、ぜひこの自販機でジュースを買ってもらえたら」と笑顔を見せる。