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大阪・蒲生の「がもよんTV」が2周年 地元アナウンススクールが発信

代表の森本光さん(中央)とアナウンススクールに通う生徒さん

代表の森本光さん(中央)とアナウンススクールに通う生徒さん

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 「がもよん」の愛称で親しまれている大阪・蒲生4町目周辺のニュースや情報をユーチューブで配信する番組「がもよんTV」(大阪市城東区蒲生4)が5月17日、配信開始から2周年を迎えた。

スタジオ収録の練習の様子

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 同TVは、同エリアに残る長屋などの古民家を生かした店作りで地域を盛り上げる「がもよんにぎわいプロジェクト」と連動して番組を制作。同プロジェクトが行っている「がもよんバル」「肉まつり」といったイベントの告知や、新たにオープンした飲食店のリポートなどのコンテンツを2カ月に1回程度配信する。

 「最近、やっと知名度も上がってきたような気がする」と話すのは、同TVのプロデューサーでアナウンススクール「声光塾」(同区蒲生4)を経営する森本光さん(43)。3年前に同プロジェクトの代表・和田欣也さんと共通の友人を通し知り合ったが、地元が同じ城東区、しかも互いの実家が歩いて2分の距離にあることが分かり意気投合。プロジェクトの事務所をスクールのレッスン場所として提供する代わりに「がもよんを盛り上げる『がもよんTV』を作ってほしい」と和田さんに話を持ち掛けられた。森本さんは番組制作が生徒の学びの場にもなると考え、当時守口市で開校していたスクールを移転し同TVを立ち上げた。

 以前、瀬戸内海放送でアナウンサーとして勤めていた森本さん。地方局では、アナウンサー業務だけではなく、記者・ディレクター・カメラマンも兼務しなければならず、そのことが負担で入社2年目に退社。フリーアナウンサーとして独立し、現役アナウンサーとして生徒を指導しているが、同TVではカメラマンとディレクターを自ら担当し、「当時身に付けた経験が非常に生かされている」と笑う。

 同スクールの生徒で関西学院大学3年生の薮本真依さんは、同TVのリポーターの一人。「初めて食レポをしたときは、うまくできなくて20回も撮り直ししてしまった。カメラマンが先生なので、撮影しながら指導をしてもらえるので分かりやすい」と話す。編集は、森本さんの元教え子が手の込んだスーパーなどを入れて仕上げる。

 森本さんは「これからも番組を通してがもよんを盛り上げたい。生徒には原稿を読むだけではなく、いろいろな技術を身に付けていってもらいたい」と抱負を語る。

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