京橋のライブレストラン「ベロニカ」(大阪市城東区蒲生1、TEL 06-6939-9292)で2月6日、水野ほたるCDデビューイベントが開催された。
前日の2月5日にCDデビューをした水野さん。「3歳からの私の夢でもあり、家族の夢でもあった」と語るように、デビューの夢を追いかけ関西を中心に多くのカラオケ大会に出場し賞を獲得した。「いつも競う気持ちはなく、緊張しながらも心を込めて歌っていた」というように、心地良く力強さもある歌声に審査員から高い評価を得ていったという。
その評判が昨年の夏に、プロデューサー小田純平さんの耳に届き、歌声を披露してすぐにデビューが決定。秋にはデビュー曲「愛を眠らせて」「三寒四温」が完成し、今回のデビューイベントに至った。
同ホールのブッキングを担当する平野さんは「食事をしながらゆっくり歌を聴いてほしいという水野さんの希望と、関西を中心に活動を続けてきたところに縁を感じ、イベント開催を決めた」と話す。予想通り同ホールには大阪弁の声援が飛び交い、地元のファンがほぼ全席を埋めつくした。
ライブ開始早々にも「もう泣きそうです」と語りながらも、高橋真梨子さんやテレサテンさん、ホイットニー・ヒューストンさんらの名曲を歌い上げた。冗談を交えたトークで盛り上げた後は、衣装を着替えるタイミングを間違えるといった、そそっかしい場面も見せ会場を和ませた。
後半にデビュー曲を熱唱すると、「三寒四温」の途中で涙をこらえながら歌う場面も見られ、客席からは拍手や励ましの言葉がかけられた。水野さんは「愛を眠らせて」について、「この歌は小田先生が、私をイメージして作って下さった。ぜひ歌詞をかみしめて聴いてほしい」と語った。「まずは関西で認知されるのが目標です」と意気込みもみせ、笑いあり涙ありの2時間となった。