大阪城本丸広場(大阪市中央区大阪城1)の天守閣前に5月7日、400個の行灯(あんどん)が点灯された。
「大坂の陣400年天下一祭 夏の陣2015」の一環として開催されたイベント「大阪城 天下泰平の灯」。1615年5月7日の大坂城落城から400年にちなみ用意された400個の行灯には、「元気で活気ある大阪に!」「夢があふれる大阪!」など、来場者がつづった大阪への願い事を貼り付け設置。メッセージをつづる来場者には、外国人観光客の姿も多く見られた。
当日は、PR武将隊「大坂RONIN5」による演武、大阪城天守閣館長の北川央さんとリピート山中さんによるトーク&ライブも行われた。リピート山中さんは、豊臣秀吉辞世の句を詩に入れた「さめやらぬ夢」などを披露。他に、よしもと新喜劇「大坂の陣新喜劇 番外編」のPRとして内場勝則さん、浅香あき恵さんも登場し、司会進行を務めた「大坂RONIN5」明石掃部役の永井礼佳さんと共にトークを繰り広げた。
点灯式では、参加メンバーが事前に行灯につづったメッセージも披露。「すばらしき大阪城永遠に」と書いた北川さんは、「大阪城は本当に素晴らしい城。しかし、いくら世界遺産に登録していても戦争が起こったら一瞬で終わってしまう。平和な世の中が永遠に続いてほしい」と話した。「平和がいちばん」とつづったリピート山中さんは、「戦争をしない、させない。そのためにはどうすればよいかをみんなが頭を使って行動し、とにかく平和を守っていこうという思いを行灯に託したい」と語った。
「大坂の陣400年天下一祭 夏の陣2015」の関連イベントとして5月16日・17日には、大阪城天守閣前で武者に扮(ふん)した模擬合戦イベント「大坂ノ陣合戦祭り2015」が開かれる予定。開催時間は10時~17時。入場無料。