大阪・京橋の不動産店・大京商事(大阪市都島区東野田町2)で4月17日、京橋を活性化させるための会議「第1回京橋しゃべり場」が行われ、京橋に思いを寄せる人たちが集まった。
同社の専務・鷲見(わしみ)慎一さん(34)が「京橋に思いを巡らす若い世代で、街の未来について話し合いたい」という呼び掛けで実現した同企画。集まったのは地元住民、飲食店経営者、音楽事務所経営者、飲料メーカー、地元メディアなど総勢18人。参加条件は「京橋が好きな40代以下の人」(鷲見さん)。
第1回のテーマは「ターゲティング」、どんな人たちを街に呼び込むべきかについて。鉄道の利用客、カップル、地域のファミリー、外国人観光客などの層に対する細かい議論が交わされた。約1時間半に及ぶ話し合いの末、口コミで人を呼び寄せ客単価も高い女性客をさらに積極的に誘致していこうという結論に至った。
キッチン付きレンタルスペース「oks」を経営する青山ともこさんは「うちの利用者は学生が多いので京橋に若者が少ないという情報が意外」。バイクの駐輪場を運営する「パルモ」代表の増木大樹さんは「京橋に女性を呼び込む発想があまりなかったので新鮮」。「Island Bar & caffe Ciao」の経営者・川畑徹さんは「具体的に街を変えていけるのではという手応えを感じた」と、それぞれに参加した感想を語った。
会議の様子は地元メディア「京橋TV」によりインターネットで生配信され、視聴者からも様々な意見が寄せられた。鷲見さんは「議論したことをしっかりと実行に移していきたい」と意気込む。
第2回「京橋しゃべり場」は5月15日の予定。問い合わせ先は大京商事(TEL 06-6353-0418)鷲見さんまで。