ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区城見1)で3月19日、日本初の地域還元型新ドメイン「.osaka」の記者発表会が行われた。
都市名を使ったドメイン「.nagoya」「.tokyo」「.yokohama」などに次ぎ、国内6例目となる同ドメイン。「.osakaレジストリ」を運営するインターリンク(東京都豊島区)社長の横山正さんは「地域と共に歩むドメインとして育てていきたい。黒字化後に利益の50%を大阪府内の各種団体に寄付する」と話す。
新ドメイン誕生の背景は2012年、ドメイン名とIPアドレスの割り当て管理を行うICANNのドメイン申請大幅自由化から。観光、商工、文化、スポーツ、地域振興などさまざまな分野において地域名ブランドの存在感を国内外にアピールすることができるとして、ニューヨーク、パリ、ロンドンといった各国の主要都市が次々と地域名を冠したドメインを申請し、「.nyc」「.paris」「.london」などが誕生した。日本では、同社が「.osaka」を申請し、ICANNによる審査を経て運営許可を取得した。
登録要件は、府内の企業や団体、在住個人、他ドメイン取得に正当な理由がある場合で、先着順。現在、4月1日からの一般登録に先駆け、先行登録料2万8,000円で優先登録を受け付けている。「10年で登録数10万件、2017年の黒字化」を目標に掲げる。