大阪・関目のバル「wacca(ワッカ)」(大阪市城東区関目3)が7月18日、2周年を迎えた。
「できたての料理を提供したい」という店主・三浦智輝さん(44)の強い思いで2年前にオープンした同店。それまでは近隣でテークアウトのドーナツ店を営んでいたが、「家に帰って食べるころに冷めて堅くなってしまっていると、もどかしい気持ちにさいなまれていた」という。妻・恵美子さん(38)と共に料理店を開く決意を固め、1階が店舗、2階が住居の物件に家族4人で引っ越した。
店舗面積は6坪、席数は18席。イタリアンバルの形式で30~40代の女性を主な客層に想定した。「自分の店を選んでくれるお客さんがどんなメニューでどんな味を好んでくれるか」自分の料理を食べる客の様子を見て、三浦さんはメニューの改良を重ねているという。
「最も力を注いできた」ハンバーグは、荒くひいた牛肉と豚肉のうま味を引き出したハンバーグに、タマネギと黒酢で仕上げたシャリピアンソースで提供する(680円、ライス・スープ付き)。ほかにも「王監督が福岡ではまったペペたまパスタ」(680円)、「焦がしバターのやみつきナポリタン」(780円)、「ブルーチーズを味わうピザ」(780円)など、ユニークなネーミングのメニューが並ぶ。
2周年を迎えた当日は開店早々満席に。仕事帰りの男性3人組は「通勤の時、ずっと気になっていてやっと入れた。ハンバーグがとてもおいしい」。同じく仕事帰りの女性4人組は「職場で料理がおいしいと評判だったので。落ち着いた雰囲気がいい」。カウンター席は常連客が入れ替わり訪れ、2周年を祝った。恵美子さんは「お客さんがとても良い方たちなのでやっていける」と笑顔で、三浦さんは「2年ではまだまだ。3年、5年と続けていって初めて発言できる」と照れ笑いしながら話した。
営業時間は18時~23時30分。日曜定休。