帝国ホテル大阪が初の無料婚礼イベント-スイーツと組み合わせ企画

宴会場「スカイバンケット パイシーズ」(22階)。「ホテルウエディング発祥の現場で代々受け継がれてきた『おもてなしの心』でお迎えしたい」(広報担当者)

宴会場「スカイバンケット パイシーズ」(22階)。「ホテルウエディング発祥の現場で代々受け継がれてきた『おもてなしの心』でお迎えしたい」(広報担当者)

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 帝国ホテル大阪(大阪市北区天満橋1)が8月10日、結婚予定のカップルを対象に初めての無料婚礼イベント「ウエディング スイーツ ブフェ」を開く。

仮設神殿で執り行われた結婚式(大正末期)

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 同ホテルのスイーツをブュッフェスタイルで楽しみながら、ウエディングアイテムが見られる内容の同イベント。チャペルでの模擬挙式、実際の披露宴としてセッティングされた会場の見学、ドレス・ウエディングケーキなどの展示、引き菓子の試食などを予定。ウエディングビジュアルディレクターのワキリエさんが監修したテーブルコーディネートも展示する。「ホテルを利用する機会が少ない方の来館のきっかけになれば」と広報担当者。

 帝国ホテルの結婚式の歴史は120年以上前にさかのぼる。当時は自宅や神社で挙式後、ホテルや料亭で披露宴を行うのが一般的。同ホテルでも東京・日比谷で開業間もない1890年ごろから結婚披露宴を行っていた。そうした中、1923(大正12)年の関東大震災で近くの日比谷大神宮が消失。混沌(こんとん)とする中で当時の総支配人が急きょホテル内に仮神社を設け、式を執り行った。その後、美容室・写真館などに参画してもらい、式と披露宴を一体化したスタイルを構築。これが日本におけるホテルウエディングの原型となったとされている。

 イベント当日は、同ホテルで人気の「クレープシュゼット」「ロールケーキ」の実演も行う。「今回のイベントが結婚を控えたおふたりの思い出の一つとなり、節目節目でご利用いただけるような場所になっていけたら」とも。

 イベント参加は初来館者限定。問い合わせは同ホテル(TEL 06-6881-4609)まで。受付時間は9時~20時。

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