ホテルモントレ ラ・スール大阪(大阪市中央区城見2、TEL 06-6944-7111)の中国料理店「彩雲」(TEL 06-6944-7476)は現在、「’13食博覧会・大阪」で受賞したメニューを取り入れたコース料理を期間限定で提供している。
4年に1度行われる日本最大級の食のイベント「食博」が今年4月、インテックス大阪で開催された。和食・洋食・中華ごとに「見せる料理」で技を競うコンクールも行われ、「推薦されないと出展すらできない」という同コンクールに、野上博文料理長が以前受賞歴があったことなどから同店が推薦を受け出展。個人戦・団体戦に野上料理長、岩竹宏宣さん、岩崎直樹さんの3人で出展したところ、個人戦で「日本中国調理師会 大阪支部長賞」を受賞。来場者から「見るだけでなくて食べてみたい」との声が多く、今回メニュー化に踏み切った。
今回メニュー化するのは、「海老のトースト揚げ 小龍包」と「剥き海老の簪仕立て クリスタルソース掛け」の2品。「『見せる料理』として作った料理のため、細かい作業で時間がかかり普通ならメニュー化はできないが、今回は特別」と野上料理長。雑誌「あまから手帖」に掲載された「坦々麺」や「フカヒレの姿煮」を含むコース「食博記念宴席」(5,000円)の中に組み込む。
野上料理長は「記念メニューのため、お客さまに還元する気持ちで食材を決めた。素材にもこだわり、食材の持ち味を生かして調理している。あっさりしているがしっかり味があるのが特徴」と笑顔で話す。「この機会に店を知ってもらって、また足を運んでもらえれば」とも。
営業時間は、ランチ11時30分~14時30分、ディナー17時~21時。7月30日まで。