大阪・都島にあるパン店「トリーゴ」(大阪市都島区東野田町5、TEL 06-6924-4584)は4月10日、東都島小学校を卒業した6年生がプロデュースした「ラスク」の販売を開始した。
考案したのは、桜の花びらをイメージしたフランスパンのラスク「咲くラスク」(100円)。同校の仕事や社会の仕組みを学ぶキャリア教育の授業の一環で6年生が「名物をつくりたい」と考案した企画が商品化された。過去4回実施されてきたが、「桜のラムネ」「桜のようかん」など同区の花「桜」をモチーフにしたものが多い。
桜の花びらに見せるためフランスパンは一つ一つカット。オーブンでカリカリに焼き上げた後、ストロベリーチョコを塗り桜の色を演出する。商品化するまでには、何度も試食を重ねてレシピを完成させたという。同小学校・校長の川本隆史さんは「具体的な案になるまでとても苦労していたが、よくできていると思う」と笑顔で話す。
協力店探しと交渉も子どもたちが行った。今回協力した同店店長の安倍巧さんは「店に来たときに完成した商品と手書きのレシピを持ってきて、『このレシピ通りに作ってほしい』とお願いされた。せっかく子どもたちが考えてくれたので、協力することに決めた」と経緯を話す。
24時間営業。月曜定休。