大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3)で2月17日、FM OSAKA主催の飲酒運転撲滅プロジェクトのイベント「STOP! DRUNK DRIVING」が行われた。
2007年に始まった同プロジェクトは今年で6回目。2006年に福岡県で起きた飲酒運転の事件をきっかけに、飲酒運転撲滅への思いを音楽の力を借りて発信できたらと始まったもの。大阪府下の飲酒運転による事故件数は、イベントを開始した2007年の730件から昨年の251件とイベントを重ねるごとに減少してきたものの、「まだゼロにはなっていない」と今年も開催。今回はプロジェクトリーダーの「STARDUST REVUE」「TRF」を中心に、「Ms. OOJA」「三代目 J Soul Brothers」など同プロジェクトに賛同する全9組のアーティストがライブを行った。
開演の15時になると、4年連続で総合司会を務めている小倉智昭さんが登場。同イベントへの思いをあいさつで語った。ライブでは、各アーティストからの飲酒運転撲滅へのメッセージVTRが流れた後に本人が登場。それぞれ2~3曲ずつ披露し、会場は盛り上がりを見せた。
今回初めての試みとして全国の小中学生から飲酒運転撲滅をテーマにした書道を募集。最優秀賞を受賞した全国6都市の子どもたちがステージに上がり、それぞれの作品と作品に込めた思いを発表した。子どもたちのストレートなメッセージに、会場に訪れていた客も真剣な表情で聞き入っていた。
イベントの最後には受賞した子どもたちが再び登場し、「TRF」のダンスパフォーマンスに合わせて書道を披露。その後参加アーティストがステージに集合し、会場と一体となって「Heal The World」を歌った。
チーフプロデューサーの山本靖さんは「飲酒運転がゼロになるまで、このイベントは続ける」と話す。