大阪・天満橋のイタリア料理店「天満橋イタリアンMadre Mare(マードレ・マーレ)」(大阪市北区天満橋2、TEL 06-6352-5750)が11月20日、新作メニュー「海鮮トマト鍋」の提供を期間限定で始めた。
2009年にオープンした同店。オーナーシェフである竹内裕樹さんがカニの産地・兵庫県香美町(旧香住町)の出身であることから、魚介を中心としたパスタなどを提供している。竹内さんの親族が経営する香住港の水産会社から毎日直送された魚介を使う。「特に今の時期はズワイガニやイカがおいしい」と竹内さん。魚介が山盛り入った「漁師風魚介のペスカトーレ」(1,800円)は人気メニューだという。
今回新メニューとして提供する「海鮮トマト鍋」は今年8月、「ぐるなび」が男女1404人を対象に行った「今年食べたい鍋」の調査で「海鮮トマト鍋」を食べてみたいと回答した人が70.4%だったことを踏まえ、トレンドを先取りしようと考案した。「鍋をメニューとして出すのは初めて」ながら、同店の強みである海鮮とイタリア料理店ならではのトマトがメーンとなっていることから提供に踏み切った。
スープは、ポルチーニとワタリガニの頭から取った濃厚なだしに、イタリア産のダイストマトとフルーツトマトを加えたオリジナルのもの。具材にはズワイガニやホタテ、有頭エビなど8種類以上の魚介を使い、さらに契約農家から仕入れた野菜5種類を入れる。鍋の最後には手打ち生パスタを入れカルボナーラにして食べる。これに前菜やデザートなどを付けてコース料理(3,500円)として提供する。
竹内さんは「店の強みを生かしたメニューができた。イタリア料理だが、いろいろなものに挑戦し、ここでしか食べられない料理を提供できるようにしている」と話す。
営業時間は11時30分~23時(土曜・日曜・祝日は17時30分~)。「海鮮トマト鍋の贅沢(ぜいたく)コース」は要予約。12月30日まで。