大阪城と大阪ビジネスパーク（OBP）周辺で8月17日～19日の3日間、「大阪城　城灯りの景（しろあかりのえ）」が開催された。開催は、大阪商工会議所や大阪市などで構成する大阪ナイトカルチャー実行委員会による「大阪ナイトカルチャーフェスティバル2007年」の一環。

　今年のテーマは「結び」。17日の点灯式では、2002年の火災より再び復興を遂げた法善寺横丁から、当日結婚式を挙げ結ばれたばかりの2人が、道頓堀川から点灯式会場のある大阪城公園の噴水前広場まで、水上バスを利用して灯火が届けた。

　点灯式には石川県輪島市に住む能登半島地震の被災者も参加し、「もっと観光に来てほしい」と復興の厳しさを伝えるほか、世界陸上大阪大会を記念して、大阪に住む外国籍を持つ子どもたちも招待されるなど、さまざまな人との「結び」によって、行灯（あんどん）に光が灯された。

　会場では、1個500円のあんどんを購入すれば、願いごとやメッセージを書いた自分のあんどんを並べることができ、イベントに参加できる。あんどんは、大阪城・OBP周辺で開催されたイベント「オーサカキング」や「わくわく宝島」会場に設置されたブースでも販売。イベント終了までに4,000個の販売を目指し、あんどんの売り上げの一部を、能登半島地震と新潟中越沖地震の復興義援金として被災者に寄付する。

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