大阪市内を流れる大川にLED球5万個を放流し、一夜限りの「天の川」を再現するイベント「平成OSAKA天の川伝説」の正式開催(7月7日)を前に6月9日、現地となる八軒家浜で1回目の試験放流が行われた。
放流したのは昨年版のLED球「いのり星」1,000個。実際の50分の1のスケールとなる。本番当日と同じ潮汐条件の下で放流し、LED球の流れ方・広がり方・速度などを確認。随時位置修正を行いながら当日の放流手順やタイミング、拡散方法を確認する。
放流は空がまだ薄明るい19時20分ごろから開始。天満橋~中之島剣崎間の大川に、1隻の小型船からLED球を放流した。同日は風が弱く、潮流による川の流れもないことからLED球は穏やかに水面を漂った。
放流した1,000個のLED球は4隻の舟からタモ網を使ってすべて回収。天満橋上からは、放流の一部始終を見物する人の姿もみられた。
回収後、同実行委員会の伴一郎さんは「天満はもともと『天の星』を降ろすという意味のある場所。本番は今回の50倍のスケールなので、完璧な『天の川』になるのでは」と本番への期待を寄せた。
試験放流は6月23日にも行う。