パナソニックの総合情報受発信拠点「パナソニックセンター大阪」(大阪市中央区城見2、TEL 06-6949-2111)は6月1日、家庭から出る使用済み天ぷら油の回収受け付けを始めた。
同活動は、2007年から「環境月間」である6月を中心に定期的に実施しているもの。「気軽に参加してもらえる環境活動が何かないかといろいろと調べていた時に、ツイン21内のパナソニックの社員食堂や飲食店から出る使用済みてんぷら油が定期的に回収されていることを知り、その回収システムを利用させてもらって一般の方々にも参加いただけるように企画した」と同センターの野智樹さん。
回収を受け付ける天ぷら油は植物性油。持ち込まれた使用済み天ぷら油は、専門の回収業者が回収する。
回収後はCO2削減・資源循環に貢献するため、精製してバイオディーゼル燃料として活用するという。バイオディーゼル燃料とは植物油脂などの再生可能な資源から作られる軽油代替燃料のこと。湖沼や河川の環境汚染物質となっている台所からの廃食油を回収してバイオディーゼル化することで、深刻化している都市の大気汚染防止やエネルギー資源枯渇、地球温暖化、大気汚染などの環境問題の解決に貢献する燃料として注目されている。
持ち込む使用済み天ぷら油は、天かすなどをこした状態の油をペットボトルに入れて持参する。「ご使用済みのてんぷら油は捨てないで当センターにお持ちいただきたい。バイオディーゼル燃料としてリサイクルし、トラックやバスの燃料として活用するための環境活動にご協力をお願いしたい」と話す。参加者にはオリジナルエコグッズを進呈する。
開館時間は10時~18時。水曜休館。実施は今月29日まで。