人気漫才コンビのブラックマヨネーズが遊園地「ひらかたパーク」(枚方市)のCMキャラクター・「ひらパー兄さん」の座を懸けて選挙を行うことになり、4月7日、天満橋駅前で街頭演説を行った。
「ひらパー兄さん」は昨年デビューした「ひらかたパーク」の新キャラクターで、現職は同コンビの小杉竜一さん。今後も小杉さんの継続起用が予想されていたが、吉田さんが「『ひらパー兄さん』は自分の方がふさわしい」と異議を申し立てたことから、2代目「ひらパー兄さん」を懸けたコンビ内での熱いバトルが勃発(ぼっぱつ)した。
街頭演説で小杉さんが「僕は『ひらパー兄さん』を天職やと思ってる。吉田はもう5年も彼女がいません。コンパに行っても持ち帰れません。そんな男が何をできるのでしょうか」と強気の姿勢を見せると、吉田さんは小杉氏が同じ大阪にある某有名テーマパークの大ファンであるということを暴露。さらに「遊園地も女性も二股するような男に『ひらパー兄さん』はできません。『ヒーハー』なんてものをいつまでもやってるなんて『どうかしてるぜ!』」と対抗。
事前の電話世論調査では小杉さん支持派が約7割と優勢だったが、吉田さんの父親が元京阪電鉄社員であること、子どものころから50回以上も「ひらかたパーク」を訪れたという筋金入りの「ひらパーファン」であることなど吉田さんの強みも大きい。2人は敗北した場合「モヒカンにする」(小杉さん)、「鼻にシリコン300cc入れて八朔(はっさく)のような鼻にする」(吉田さん)と公約。今後も「ひらパー兄さん」を懸けた2人の活動から目が離せない。
決着は7月10日から行う「ひらかたパーク」入場者による選挙で決める。発表は11月上旬を予定。