京都・醍醐寺「五大力尊仁王会」大鏡もち、京阪京橋駅に23年ぶりに展示

巨大鏡もちの展示は23年ぶり。初日の入魂式には多くの人が集まった

巨大鏡もちの展示は23年ぶり。初日の入魂式には多くの人が集まった

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 京阪電鉄は京橋駅構内で現在、毎年2月23日に京都・醍醐寺で行われる「五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)」の「餅上げ力奉納」で知られる巨大鏡もちを展示している。同展示は23年ぶりに復活したもので、同社が京阪沿線の行事を盛り上げていくためのPRとするもの。

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 「五大力尊仁王会」は907年に醍醐天皇の御願堂として上醍醐に薬師寺と五大堂が建設されて以来、1,100年以上の歴史がある行事で、不動明王など五大明王の力を授かり、国民の平和や幸福を願うもの。「餅上げ力奉納」は巨大鏡もちをどれだけ長く持っていられるかを競うもので、鏡もちの重さは、男性用=約150キロ、女性用=約90キロ。持ち上げている間の力を「五大力さん」に奉納するという意味があるという。昨年の最高記録は男性15分、女性6分。最高記録者には「横綱」の称号が与えられる。

 初日の12日には醍醐寺の僧侶による入魂式も実施。僧侶は「ここでの(京橋駅での)23年ぶりの復活展示ということで非常に感慨深い。魂を入れ込めたおもちで通勤する方々の厄除けになればうれしい」と話す。

 展示は19日まで。23日に醍醐寺で行われる「餅上げ力奉納」は女性の部12時、男性の部13時から。受付時間は各部30分前まで。参加無料。

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