京橋に初の立ち飲みバール-看板に「イタリアン」掲げ女性客狙う

店長の越智さん(右)と取締役専務の梅田さん(左)

店長の越智さん(右)と取締役専務の梅田さん(左)

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 京橋に11月1日、イタリア風立ち飲みバール「バンコメルカート」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6809-1538)がオープンした。立ち飲み店が数ある京橋でもバールの立ち飲み店は初。飲食店経営・コンサルティングを手がける「いっしょうけんめい」(中央区)が出店した。

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 「本場のイタリアンバールをイメージした」(取締役専務の梅田正人さん)という同店。店舗面積は約18坪で、50人ほどを収容できる。「立ち飲みスタイルだが『もたれ棒』があるので楽に飲み食いできる」。

 メニューは、高知から直送しているという鮮魚を使用した「カルパッチョ盛り」(現在はお試し価格で630円)、新鮮なホルモンを時間をかけて煮込んだ「牛ホルモンのトマト煮込み」(740円)、珍味の「フォアグラスライス」(400円)、形が選べる「ショートパスタ」(740円~)などを豊富にそろえる。ワインはグラス480円から。ボトルはセラーから好きなものを選ぶスタイルで、2,000円前後から約50種用意している。客単価は2,000円。

 京橋にオープンした理由について、梅田さんは「立ち飲み文化が根付いているから」だという。これまで「立ち飲み客=中年男性」のイメージが強かったが、「イタリアンバール」という看板を掲げることで女性にも入りやすい雰囲気を作った。

 「京橋の人は温かい。田舎の近所付き合いのノリで、周辺の同業者も優しくしてくれる」と話すのは越智美江店長。オープン日が迫り準備に追われていた際、近所の焼鳥居酒屋「鳥蔵の隠れ家」の花木店長が焼鳥を焼いて同店スタッフらに差し入れしたときには「優しさに感激した」という。

 オープンから3週間ほどがたった現在、既にリピーターも増えてきているという。「おひとりさまもウエルカム。お客さんに活力を与えられるような元気で居心地の良い店作りを心がけている」(梅田さん)とも。

 営業時間は17時~「お客さん次第」(入店は24時まで)。

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