ダイエー京橋店(大阪市都島区片町2、TEL 06-6352-2151)で10月6日〜7日、福井県大野市が観光PRを行っている。
秋の行楽シーズンを迎え、関西地区で「越前おおの」(越前大野)の知名度アップを図ろうと同市観光振興課が企画したもの。福井県東部の大野市は、四方を1,000メートル級の山々に囲まれ、戦国時代から栄えた城下町。碁盤の目のような通りや古い町並みなどから「北陸の小京都」といわれ、日本情緒にあふれる。
会場では、日本名水百選で知られる御清水(おしょうず)の水の試飲に多くの買い物客が足を止めた。城東区在住の60代女性は「こんなおいしい地下水が飲めるなんて」と感心していた。ほかにも奥越前の水で炊いた新米や今からが旬の名産「大野の里芋」の試食、さらには小枝チップを使った木工クラフト体験コーナーなども行われている。
大野市観光振興課の堂下昭仁さんは「大阪から電車でも車でも約4時間。日帰り感覚で大野の歴史と自然と旬の味覚を味わってほしい」と声を高める。10月~11月にかけて、市内では「三大朝市物産まつり」など、週末ごとにさまざまな催しが予定されているという。
大野市は、人口37,843人(2005年度)、面積は872.30平方キロメートル(福井県内1位)で、このうち森林が758.73平方キロメートルを占める緑豊かな土地。2005年11月に大野市と和泉村が合併し、現在の大野市になった。
問い合わせは、大野市観光振興課(TEL 0779-66-1111)まで。