JR西日本(大阪市北区)は9月12日、ランナーサポート施設「ランナーズプラス」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6354-1381)1号店を大阪城公園の北側、JR京橋駅近くにオープンした。
同施設は、主に大阪城周辺を走る都会のランナーにロッカーやシャワーを提供するもので、これまで着替えの場所や荷物などに頭を悩ませていたランナーに、よりスムーズなランニング環境を提案する。2階建て約160平方メートルの施設内に、更衣ロッカー・シューズロッカー各144個、シャワー8基、疲労回復などに効果的な酸素カプセル(別料金)1台を設ける。男女で1階と2階にフロアが分かれている。
同事業はJR西日本の社内ベンチャー制度によるもの。東京マラソンを機に都会のマラソン人口が急増したことに着目し、今回の新規事業を立ち上げたディレクター・吉川将人さん(創造本部 ベンチャー事業ディレクター主査)自身もランナーで42.195キロのフルマラソンを2時間57分で走りきった記録の持ち主。「自分がマラソンをしていて、荷物管理や汗の処理など不便さを感じていたことから、今回のランナーサポート施設を考えた」という。
大阪城の周りをジョギングするランナーはここ数年増え続け、現在1万人とも2万人とも言われている。橋下知事も大阪市民マラソンを2011年の開催を目標としていることなどから、ジョギングブームはますます加熱する様相を呈している。
料金はビジター1回700円。会員は3,200円~で、1カ月間更衣ロッカーやシューズロッカーを継続して利用できるプランも用意する。女性や初心者を対象に、コーチが同行するランニングイベントなども10月から定期的に行う。営業時間は、平日=7時~21時30分、土曜・日曜・祝日=8時~18時。月曜定休。