大阪市内の6会場で7月25日、「国際児童青少年演劇フェスティバル2009」が始まる。京橋周辺エリアの会場は、大阪市立芸術創造館、大阪市立旭区民センター、大阪市立旭図書館、大阪市立城北市民学習センター。
同フェスは、2007年から大阪で開催している「子どもたちと青少年」のための国際的な演劇フェス。世界から質の高い優れた作品を集め、3歳からの幼い観客とその家族が楽しめる内容になっている。
東アジアの4都市(ソウル、上海、台北、沖縄)と連携し、5都市で毎年夏に開催されている同フェス。昨年は親子連れを中心に約2,000人が来場した。
3年目を迎える今年は、ドイツ、イタリア、オーストリア、クロアチア、デンマーク、カナダ、インドネシア、韓国、日本の9カ国が参加。20作品の上映をはじめ、国際シンポジウム、ワークショップなど30以上のプログラムが9日間の会期中に実施される。
今年は、海外の幼児向けプログラム「小さな観客のための作品」や「宮沢賢治フォーカス」と題したカナダと日本の国際共同制作作品「TRAIN」、大阪の子どもたちと作るダンス作品「賢治を踊ろう」、国内特別招待作品、かわせみ座の「ぽぇピュア」などを展開。「TRAIN」は大阪での公演を皮切りにカナダ、フランスでの公演も予定しており、大阪発の国際共同制作作品の第1弾として注目を集める。
大半の海外作品は日本初公演。広報担当者は「芸術監督・中立公平が世界のフェスティバルを見て回り、選りすぐりの作品を選んできた。言葉(外国語)がわからなくても理解できるようなアイデア盛りだくさんの作品ばかり。ご期待いただければ」と話す。
チケットは、大人=1,500円(当日2,000円)、子ども=1,000円(当日1,500円)。キッズプラザ大阪、大阪市立こども文化センターでも開催する。8月2日まで。