大阪城一帯をあんどん1万個でライトアップ-「大阪城・城灯りの景」

大阪城天守閣へ続く道を1万個のろうそく行灯がロマンティックに演出

大阪城天守閣へ続く道を1万個のろうそく行灯がロマンティックに演出

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 大阪城公園から山里丸一帯を約1万個の行灯で彩る「大阪城・城灯りの景(しろあかりのえ)」が8月1日~2日夜、開催された。主催は大阪カルチャーナイト実行委員会(大阪市ゆとりみどり振興局文化部事業企画担当)。

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 見どころは西の丸庭園高麗門、早稲田の社、極楽橋から、山里丸や大阪城天守閣北広場まで続く1万個のろうそくあんどん。今回は「人と人の心を結ぶ」をテーマに、あんどんに願い事やメッセージを書いてはる「行灯メッセージ」も行われ、約1,500~2,000人が参加した。

 19時過ぎには、大阪芸術大学の学生による演奏「管楽の夕べ」も始まり、光と音の幻想的なコラボレーションが実現。管楽の夕べには平松邦夫大阪市長ほか、大阪芸術大学理事長など7人が列席。市長あいさつでは「この風にゆらめく美しい灯りも、ボランティアの方々が一つひとつ、風で消えたろうそくをつけ直すなど努力した成果。その成果をここにいる全員で思い切り楽しみましょう」と述べ、「歴史あるこの場所で、ゆらめく灯りに願いを込めたこの日をまた思い出せるようなカルチャーナイトにしたい」と締めくくった。

 同イベントは、2001年に大阪城天守閣再建70周年を記念した行灯ライトアップを行って以降、毎年開催されている。「夜の街大阪」のにぎわいづくりを目的に、同実行委員会が大阪城やその他公共施設の雰囲気を最大限に醸し出すイベントを行う。「昨年はOBPまであんどんを広げたが、風に吹かれて消えてしまうものが多かった。今年は山里丸一帯に1万個を集約したためほとんど消えず、美しい光景を保っている。来場者の方にも楽しんでいただいたのでは」(同イベント担当者)と話す通り、感嘆の声をあげる来場者や写真撮影を行う人々の姿が多くみられた。

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