新京橋商店街振興組合(大阪市都島区東野田町5)は5月18日、同商店街ドーム下で「花詩の種(はなしのたね)」イベントを開催した。
同組合は「毛馬キュウリ」の苗を無料配布し、「自然エネルギー市民の会」が太陽光発電実演と廃油回収を、「『こころさぽ~と』ネットワーク」がスーパーボールすくい、桜宮女性会などがジュース販売やフリーマーケットで華を添えた。
13時から始まった200株の苗の無料配布は、わずか15分で終了した。同組合理事長の合志さんは「このキュウリは育てるのが大変だが、知っている人は毎年来られる。もともと『花詩の種』商店街として花を植えたりしていたが、毛馬キュウリは区をあげて『なにわの伝統野菜』として普及させようとしているので、それにのっかった形。2003年から始めた無料配布だが、今年は天気も良かったので随分早く終わった」と話す。
自然エネルギー市民の会(中央区内本町2)事務局次長の大崎さんは「昨年1月から廃油の実験回収を行っており、年間700リットルの廃油を集めた。使用済み天ぷら油から、ディーゼル自動車用のバイオディーゼル燃料(BDF)を精製するのだが、この施設が大阪市にはなく、今は滋賀県まで運んでいる。阪南市の身障者の通所施設で作られたBDFを、市が買い上げて公用車に使用しているので、今後はそちらにシフトし、いずれは大阪市内でも作れるようにしたい。今回は思ったよりも廃油が集まった。200リットルくらい集まるのでは」と笑顔を見せた。
「『こころさぽ~と』ネットワーク」の参加団体で、「わけのボランティアグループ」代表の佐々木さんは「心の病気は誰もがかかるもの。少し疲れた心を持つ人の助けとなる講座やイベントを開催しているので、今日はその啓発活動として参加した」と話す。桜宮女性会の会員は「いつも地域でお世話になっているから、少しでも商店街のにぎわいになれば」とも。
次回の同商店街でのイベントは、毎年恒例の「サマーフェスティバル(仮)」を7月29日に予定している。
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