大阪歴史博物館（大阪市中央区大手前4、TEL 06-6946-5728）6階特別展示室で、NHK大河ドラマ特別展「天璋院篤姫展」が開催されている。

　同展は、幕末・維新の激動期を生きた天璋院篤姫の生涯について時代を追って紹介。徳川家に伝わる天璋院篤姫に関する衣装や調度品をはじめ、幕末・維新期の歴史情勢を示す資料など約250点（うち国宝8点、重要文化財2点）を通して、天璋院篤姫の波乱に満ちた生涯を紹介する。

　主な展示資料としては、「天璋院所用貝合道具一具」（展示期間＝4月19日～5月12日）、「天璋院画像（川村清雄筆）一面」（展示期間＝同）、「天璋院所用小袖一領」（展示期間＝4月19日～5月1日）など。

　同館学芸員の船越さんは「今展では篤姫の人生について時代を追って紹介している。前半は篤姫が生まれた薩摩の町の屏風絵や、薩摩切子、薩摩焼などの特産品、島津斉彬の紹介など。その後は、第13代将軍に嫁いだ際の婚礼道具や着物（小袖）、雛道具など。幕末期には、篤姫が書いた徳川家存続の嘆願書などの歴史資料などが見どころ」と話す。

　会期中の4月25日19時～、26日14時～、5月9日19時～は、学芸員の無料展示解説も行う。5月17日14時～は、4階講堂で霊山歴史館学芸課長の木村幸比古さんによる講演会「明治維新とは－徳川幕府の役割－」（定員250人、参加費＝300円または特別展の半券提示）も予定。

　観覧料は、大人前売り＝800円（当日=1,000円）、高大生前売り＝600円（当日=750円）など。6月1日まで。

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