
「櫻宮(桜宮神社)」(大阪市都島区中野町1)で7月20日・21日、恒例の「夏祭り」が行われる。
当日は、中六東八地区、桜宮地区、中野地区による「獅子舞」や「傘踊り」が披露され、華やかな装束をまとった一行が京橋駅前や「グランシャトー」前など、地域を練り歩く。併せて、だんじりのえい行も予定する。
境内の参道には屋台が並び、地元の小中学生15人が「催太鼓」の演奏を披露する。併せて、外れなしで米や生活用品が当たる「御祈とう福引」(1回300円)も行う。名前と住所を記入する福引券で、福引後は神前に奉納し開運祈とうも行う。宮司の深瀨秀明さんは「賞品と一緒に福も持ち帰ってもらえたら」とも。
「大阪のお伊勢さん」とも呼ばれる同社は、伊勢神宮と同じ御祭神「天照大神(アマテラスオオミカミ)」を祭る。創建の正確な記録は残っていないが、少なくとも400年以上前には存在していたとされる。記録によると、もともとは片町に鎮座。しかし、1612年の暴風雨で本殿が大破。再建後も洪水被害に見舞われ、災害の度に安全な場所に移り、1756年に現在の地に鎮座した。
深瀨さんは「災害を乗り越え、地域の氏神として人々を見守り続けてきた神社。祭りを楽しんでもらいながら、神社の歴史にも触れてもらい、これからも親しんでもらえたら」と呼びかける。
開催時間は両日とも10時~20時30分。