大阪城公園内(大阪市中央区大阪城1)で11月27日、チャリティーイベント「Osaka Great Santa Run 2016」が開催された。主催は「OSAKAあかるクラブ」。
参加者全員がサンタクロースの衣装を着て大阪城公園内をランニングする同イベントは、今年で8回目。参加費の一部から府内8病院・関西圏2病院で闘病生活を送る子どもたち約811人に、クリスマスプレゼントを届ける。
会場には、雨天にもかかわらず参加者約5000人が集合した。スタートセレモニーには、「OSAKAあかるクラブ」2代目キャプテンの桂文枝さんやタレントの西田ひかるさん、同イベント実行委員長で大阪大学大学院教授の澤芳樹さんらが列席。桂さんは「悪条件の中集まっていただいた皆さんこそが、われわれの趣旨に賛同してもらえた方で本当にありがたい」とあいさつ。スペシャルゲストとして2012年ノーベル賞を受賞した京都大学IPS細胞研究所所長の山中伸弥教授も登場。走るのが趣味で大阪城にもよく来るという山中さんは「病気と闘っている子どもたちに応援メッセージが届くと思う」と話した。
5キロのコースのほか、今年から4キロのショートコースも設置。参加者は写真を撮るなどしながら思い思いのペースで楽しんでいた。岸和田市から親子で参加した金田さんは「知り合いから聞いて今年初めて参加した。雨なのが残念だが子どもも楽しそうで参加してよかった」と話した。大阪から参加した小林さんと辻岡さんは「毎年テレビで見て参加したいと思っていた。すてきなイベントだと思うので来年も参加したい」と笑顔を見せた。ランニングのほか、サンタファッションショーや空撮も行われた。