大阪・京橋で5月15日、歴史を探索するウオーキングイベントが開催される。主催は関西不動産情報センター青年部幹事会。

コースを紹介する案内チラシ

　同団体は、関西不動産企業の任意団体。所属する大京商事（大阪市都島区）の鷲見慎一さんが中心となり「自分たちの住んでいる街の歴史を知ろう」と企画。「地域の人や将来居住を考えている人を最初に案内する『不動産業者』は、地域に愛着を持つべき。そのためには歴史を知ることが大切」と考えたことがきっかけだったが、一般の人も参加できるようにした。

　当日は、京橋周辺の歴史に詳しいスギタハウジング（大阪市城東区）の杦田（すぎた）勘一郎さんと鷲見さんが、京橋周辺の大阪の陣や近松門左衛門にゆかりのスポットをガイド。若宮八幡大神宮を出発し、蒲生墓地、大長寺、太閤園などを巡る。

　大長寺は、近松門左衛門の傑作「心中天網島」の舞台となった場所。ここで実際に起きた男女の心中事件をもとに作品が作られたとされる。ツアーの最後には、OBPアカデミア（大阪市中央区）で講談師の旭堂南海さんが、回ったコースをより深く理解できるようにと歴史講談を行う。

　鷲見さんは「歴史を知り地元により愛着を持ってもらう。この活動を継続的に行い、全国に広げていけたら」と意気込みを見せる。

　集合は、若宮八幡大神宮に13時30分。参加費は1,000円。申し込みはEメール（info@we-love-kyobashi.jp）まで。5月10日締め切り。