イオン京橋店(大阪市都島区片町2)で3月10日、ダイエーから事業継承し装いを新たにする同施設のオープニングセレモニーが行われた。
JR・京阪京橋駅から直結した同施設は、ダイエー京橋店として1971年(昭和46)に開業。45年にわたり地域の総合スーパーとして営業していたが、3月1日にダイエーの近畿エリアの事業の一部の運営をイオンリテールが継承したことを受け、「イオン京橋店」として看板を掛け替えることとなった。
8時30分に2階エントランスで行われた式典には、同社近畿・北陸カンパニーの後藤俊哉支社長の他、都島区の田畑龍生区長や同区商店会連盟の玉置紘一会長らが列席。朝の通勤時間帯とあって、大阪ビジネスパークへ向かう人の中には足を止め式典の様子を撮影する人も。除幕の瞬間には、多くの人だかりができた。
後藤支社長は「旗艦店として長年営業していた同店を、今後も安心できるコミュニティーの場として継承していきたい」とあいさつ。玉置会長は「万博の翌年に開業した当時の様子を思い出し懐かしい。本来商店にとって商売敵だが、長年街づくりも一緒にやってきた親しみのある存在。今後も京橋、大阪の地域活性化を一緒にやっていけたら」と結んだ。
同日に名称変更した西宮店含め、計28店舗が順次イオンへの転換を行う予定。