大阪ビジネスパーク(大阪市中央区城見2)で現在、メーンストリートを全面歩行者天国にしたイベント「OBPホコ天フェスタPARK AVE-NEW!」が開催されている。主催は「OBP開発協議会」。
OBPの地権者らで組織された同協議会が取り組んできた「大阪ビジネステーマパークプロジェクト」の活動の一環。「OBPに勤めている人たちの、働いている以外の時間を充実させる」をコンセプトに、3万5000人が働く同エリア初となる大規模な歩行者天国を目玉に、民間企業やOBPで実際に働く人たちの協力を得て実現した。
企画・運営を手掛けるNPO法人スマイルスタイルの担当者・箭野(やの)美里さんは「ギリギリに出社し、仕事が終わったらすぐに帰る人が多い中、OBPでもうワンアクションしてもらえるコンテンツをそろえた」と話す。開催初日は、「朝活タイム」となる7時30分からイベントがスタート。ミズノとのコラボイベント「ランニングクリニック」とキッチンカーが提供する朝食メニューに始まり、「昼活タイム」には交流ミーティングや紙芝居の上演、「夜活タイム」にはバンドによるミュージックイベントなどが行われた。今年6月にWEBサイトで「OBPでやってみたいこと、やってほしいこと」について募った意見の一つから、スーツ姿のサラリーマンやOLがアスファルトの上を疾走するランニングイベント「OBP最速企業決定戦」も行われにぎわいを見せた。
会期後半は週末にかかるため、コンテンツは家族でも楽しめるものに変更。子どもも参加できる「チャンバラ合戦」や、ものづくり体験ができるワークショップなどの他、約50店舗が出店する産直マルシェが開かれる予定。
事務局長の船越照代さんは「1986年に街開きした当時は、『働きたい街No.1』と言われていたが、今は梅田北エリアやあべのにとって代わられている。今回のイベントがこのエリアの再活性化につながれば」と話す。
10月10日・11日の開催時間は11時~17時。10月11日まで。