大阪城公園内(大阪市中央区大阪城1)で現在、「大坂の陣400年天下一祭」が開催され多くの観光客でにぎわいを見せている。
大坂の陣から400年を記念し、官民一体となって展開している同イベント。10月1日から「冬の陣」と銘打った第1タームが2カ月の会期で展開。公園内では特設ステージや展示施設が設置され、さまざまなイベントやアトラクションが行われている。
大阪城の二の丸北側にある極楽橋のたもと「極楽橋エリア」では、大阪城のダイナミックな空撮3D 映像の上映や侍・忍者ショーなどが開催されている「武将ホール」、最新技術を用いた映像で戦国時代の歴史を学べる「侍ミュージアム」(両施設共通入場券、大人=1,000円)などが公開されている。
「武将ホール」で随時上映する「太閤はんと行く!大阪城3Dミステリーツアー」は、3Dキャラクター「太閤はん」のナビゲートで大阪城の歴史の謎・秘密を探るもの。広報事務局の貴田恵美さんは「普段見ることのできない大阪城の空撮や3D映像での歴史体験を通して、新たな発見をしてもらえれば。大阪城の見方も変わるのでは」と話す。併設する「なりきり武将体験」コーナーでは、武将や忍者、姫など、戦国時代のさまざまな衣装に着替え、大阪城をバックに撮影できる(撮影込1,050円)。特に海外からの観光客に人気のスポットだという。
「侍ミュージアム」では、戦国の世界観を表現した迫力のある映像が両壁・床の3方向から迫る「SAMURAIトンネル」を最初に通り抜ける。宙に浮かぶ秀吉が登場する「ホログラム秀吉」は、CGとスーパースローカメラを使い幻想的な演出で秀吉の半生を振り返るもの。4Kマルチサイネージで秀吉の逸話として残る中国大返しを再現した「The battle of 秀吉」は、「合戦場にいるかのような映像シーンは総勢100人以上のエキストラによるもの。息をのむ騎馬兵のぶつかり合いは必見」という。ほかにも最新技術を駆使したさまざまな映像を館内で展開する。
「武将ホール」「侍ミュージアム」開館時間は、9時~18時(入場は17時30分まで)。「極楽橋エリア」の開催期間は12月31日まで。