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「太閤なにわの夢募金」、1億円突破-初代大坂城石垣の公開に向け弾み

現在の天守閣は、1931(昭和6)年に市民による募金150万円で建てられた

現在の天守閣は、1931(昭和6)年に市民による募金150万円で建てられた

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 豊臣秀吉が築いた大坂城の石垣を公開しようと、大阪市の観光課が呼び掛けている「太閤(たいこう)なにわの夢募金」が7月16日、募金額1億円を突破した。

石垣公開イメージ図。地中に眠る豊臣石垣と対面(関連画像)

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 1583年に秀吉が天下統一の拠点として築き「三国無双の城」とたたえられた初代大坂城は、1615年の「大坂夏の陣」で焼失。その石垣は徳川幕府により地中に埋められ、1629年に2代目となる徳川大坂城が築かれた。同募金は、地下に眠る「豊臣石垣」を大阪の歴史を物語る遺物として掘り起こそうという「豊臣石垣公開プロジェクト」を実現するためのもの。掘り起こした石垣の周りに展示ホールを設置し公開するほか、石垣について模型やパネルで解説するガイダンスルームの整備も計画している。

 募金活動は2013年4月から開始し、2015年3月までの予定で5億円を目標に実施している。目標額と照らし合わせると良いペースとはいえないが、市の担当者は「1億円もの募金が集まるのはすごいことだと実感している。目標にはまだ遠いが、引き続き呼び掛けていきたい」と喜びを語る。

 募金は1,000円単位で受け付ける。1万円以上の募金者には、金額に応じ記念メダルや内覧会への特別招待などの特典を用意。詳細はホームページで確認できる。

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