今福鶴見のミニッツバー「Stingray」(大阪市城東区今福東1、TEL 06-6933-8777)が年明け初営業日の1月4日から、以前にも増したより本格的なミニッツバーとして営業している。
「ミニッツ」とは、手のひらサイズの高性能電動ラジオコントロールカーのことで、世界約40カ国で楽しまれているもの。ミニッツの魅力を、「ええ年のおじさんでもキャッキャと言える遊びであるところ。大人が童心に帰れるところ」と話す店主の松波さん。同店をオープン(2006年12月)から1年ほどたったころからミニッツの世界にはまり込み、当初はレースコースも何もない通常のバー営業だった同店のスタイルを変更。ボックス席をほとんど撤去したスペースにコースを設け、今や遠方からミニッツマニアが訪れてくるほどの、全国的にレアな「ミニッツバー」として営業するようになった。
今回のリニューアルは正月休みを利用し、ミニッツ好きの常連も手伝って行った。「幅を拡大させた立体コースを新たに作り、より本格的にレースが楽しめるよう」(同)に工夫した。コース全長は約25メートル。ミニッツを走らせながら試行錯誤し、「実際に走ってどれだけ面白いかということを1番に考えながら作った」(同)と自信を見せる。
コース走行料金は、1時間500円(会員300円)。ミニッツはレンタルも可能(30分=1,500円)。
近年のバー事情の流れとして、「ダーツ」や「ビリヤード」など、「ただお酒を飲むだけではなく、プラスアルファが楽しめるバー」という業態が人気を集めている。そうした中、ダーツやビリヤードではなく、まだまだ認知度が低いミニッツをバー営業に取り入れた理由は、「自分がやってみて純粋に楽しいと思え、これはいけると思ったから。広がる可能性をたくさん感じたから」(同)。
「ミニッツは、集める・走らせる・改造するというように、ひとつのモノでありながら、いろんな楽しみ方ができるもの。男性だけじゃなく、女性もはまる人ははまりますよ。うちはコーヒーもおいしいので、アルコール抜きで楽しんでもらってもOK。ただマナー重視のお店です。ミニッツで遊ばれる方もゆったり飲まれる方も、互いに配慮できるような店作りに励んでいる」(同)とも。今後は月1回、レースイベントなども予定しているという。
営業時間は、月曜~金曜=18時~翌2時、土曜・祝日=20時~翌2時。日曜定休。