大阪・京橋に11月6日、博多のとんかつ店「あんず食堂」京阪京橋店(大阪市都島区東野田町1、TEL 06-6356-4129)がオープンした。
同店は福岡に本店があり全国にフランチャイズ展開しているが、大阪では京橋が初出店。飲食店を手掛けるサンパークが経営する。店舗面積は22坪で、カウンターとテーブル席合わせて20席を用意。
「厳選した柔らかくてジューシーな豚肉を使っている」と店長の井本大樹さん。「うま味成分が壊れるため、肉は極力たたかないようにしている」と話す。肉の種類はロースとヒレを用意。「ボリュームがあるのはロース。柔らかさや赤みが味わい深いのはヒレ。肉は、客に提供するまでの余熱なども考えて一番おいしい状態の少しピンク色に仕上げて出している。安心して召し上がってほしい」とも。
ソースはフルーツを多く使った自家製の甘口ソースを用意するが、「ぜひ塩でも食べてほしい」という。テーブルに用意するのは市販されていない大分の塩。「塩自体にうま味があるので、より肉の味を引き出してくれる。盛り合わせのキャベツはソースで食べてほしい」
定食に付けるみそ汁にもこだわったという。「一晩漬け込んだ昆布からだしを取り、その後アジとサバのだしを煮込んでいる。具のワカメも九州産で、着色料なしの天然ワカメを使っている。歯応えがあり量も多い」。「米は福岡米・ひのひかり、衣も生パン粉やコーン油を使っているので揚げ上がりがしつこくなくサクサクしている」とも。定食には、博多名物のおかずである「切り干し大根」「イカの塩辛」「辛子高菜」を食べ放題で提供。
井本さんは「カウンター席からおいしいという声が聞こえるのが、とてもうれしい。メニューには自信があるので、いい対応をしてもっと満足してもらえるようにしたい」と笑顔で話す。冬メニュ-でカキフライも予定しているという。
営業時間は11時~23時。