大阪・緑橋の猫と「昼寝」ができるカフェ「てんてん」(大阪市城東区東中浜6、TEL 06-7500-5223)が8月5日、オープンから2周年を迎えた。
アメリカンショートヘアの「てん」を中心に、約10匹の猫がいる同カフェ。テーブル席のほかカーテンで仕切られた昼寝スペースもあり、猫との添い寝を楽しめる。珍しい品種のボンベイの「ルーファちゃん」やシンガプーラの「ライジャちゃん」、日本猫の「快斗(かいと)くん」などの猫たちが癒やしてくれる。7月に、今年生まれた姉妹猫「継(けい)ちゃん」と「稿(こう)ちゃん」も仲間入りした。
約2年前、店長の古川美香さんとスタッフの西藤優美さんは、行きつけだった猫カフェの閉店を聞き、猫を引き取ることを決意。西藤さんは「その時私がてんちゃん、店長がしどうちゃんを引き取りました。家での生活だけだと寂しがったので、それならと自宅で猫カフェを開くことを決めた」と経緯を語る。2周年を迎えて西藤さんは「猫の体調管理や環境づくりは大変だった」と話す。「快斗くんがごはんの時に、隔離されたケージごと転がり驚かされたことも」と、猫のおちゃめな一面がうかがえるエピソードも。
同カフェは廃材を利用した特注の椅子やテーブルを置くが、それぞれに猫や魚の形が彫られている。「家具職人の方に猫カフェをすると伝えたら、かわいらしいものを作ってくれた」と、遊び心のある家具に満足気な西藤さん。店内は、高い所が好きな猫のための段差を壁に設けたり、柔らかい床材を使ったりと、猫に優しい環境をつくっている。
システムは時間制で、1時間=1,050円(ドリンク付き)、延長は30分=500円。平日は時間制限なし=2,100円(ドリンク2杯付き)。ドリンクは、フェアトレードの紅茶やコーヒーなど。フードメニューは、猫の形にくりぬいたニンジンをトッピングしたピラフ(500円)や猫型のフレンチトースト(400円)など、猫をモチーフにアレンジしたものなども用意する。
営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は10時~)。火曜定休。