大阪城公園(大阪市中央区大阪城1)に3月29日、大阪城東ロータリークラブから寄贈された「ひょうたん時計」が設置された。
「ロータリークラブ」はアメリカ発祥の団体で、世界各国・地域ごとにさまざまな業種の経営者らが会員となり「お互いの職業を通じてお互いを高め合い、社会に貢献する」ことを目的に活動する。1973(昭和48)年に創立した同クラブは、今年創立40年を迎えたことを受け「ロータリーとして広く地域に発信していこう」と今回の寄贈を決めた。
15周年にも時計を寄贈している同クラブ。当時の時計が設置されていた大阪城ホール隣の噴水付近の同じ場所で「建て替え」を行った。「前回より少し大きくした」という時計の全長は5.5メートル。新たに大阪ゆかりの豊臣秀吉の馬印であるひょうたんを付け、「ロータリーのひょうたん時計」と名付けた。上部にはソーラーパネルを設置し、夜になると文字盤とひょうたん部分が光る仕組みにした。
贈呈式では、城東区の細井敦子区長らが除幕、市立菫中学校の吹奏楽部による演奏も行われた。同クラブの大道一弘会長は「新たな待ち合わせスポットになれば」と期待を寄せる。