大阪・旭区のパン店「パンの郷 実り」(大阪市旭区新森2、TEL 06-6953-5521)が11月9日、オープンから1周年を迎える。
20年以上パンの仕事に携わってきたオーナーシェフの前山政博さんが「いずれは自分の店を持ちたい」という夢を実現させ、妻の育美さんと夫婦で切り盛りする同店。アンティークの家具を置くなど落ち着いた雰囲気にこだわった27坪の店内にはイートインスペースもある。席数は4席。
昼過ぎになると食パン、サンドイッチ、バケットなど約60種類がそろうパンは、国産小麦とパンの特徴に合わせて使い分ける3種類の天然酵母が特徴。フランスパン「バケット・バタール」(260円)は朝3時から仕込み始め、低温でゆっくり焼き上げることで小麦の風味がしっかり出るという。天然酵母のライ麦パン「パン・オ・レザン」(300円)は2種類のレーズンとクルミをふんだんに使ったパンで、ほぼ半分を占めるレーズンで手に持つとずっしり重い。メープルシロップを織り込んで作る30センチほどの「メイプル・ロール」(280円)も人気商品の一つという。
前山さんは「1年間あっという間だった。この辺りは1キロ圏内に8軒のパン店がある激戦区。個性を出して他の店では出していないような商品作りを心掛けている。地元の人に喜んでもらえるような店にしていきたい」と意気込みを語る。
パンを買った人にはコーヒー無料のサービスも行っており、1周年を迎える9日と翌10日は2割引きのイベントも行うという。
営業時間は7時~19時。月曜定休。